インフルエンザは毎年猛威を振るい、特に15歳未満の幼児が罹りやすい病気です。学校で集団感染による学級閉鎖等のニュースを聞きますが、インフルエンザ流行時期に入る前にきちんと手洗いやうがい等の対策をしておきましょう。

適切な湿度と歯磨きでインフルエンザを防ぐ

インフルエンザのウイルスは、乾燥した場所を好む傾向があります。また湿度が低いと気管支などで免疫機能が低下するので、インフルエンザウイルスが侵入しやすくなります。ファンヒーターや石油ストーブは燃焼することで水蒸気が発生するので、湿度はそれほど影響を受けません。しかしエアコンや電気ストーブでは、全く水蒸気を放出しないので、加湿器を使って乾燥を防ぐ必要があります。一般的に50%~60%の湿度を保つことで、インフルエンザウイルスの活性化を抑えることが可能です。またインフルエンザは歯磨きによって予防することができると判明しています。口の中にはウイルスが体内に侵入するを防ぐタンパク質があり、粘膜を覆っています。しかしタンパク質の膜は、歯垢から発生する酵素に破壊されやすいです。よって歯磨きをすると、ガードするタンパク質の力が強くなり、感染を予防できます。ある調査では、歯磨きを徹底して行うとインフルエンザの発症率が10分の1にまで減少しています。特に子どもは歯磨きで上手く歯垢を除去できていないことが多く、インフルエンザに感染すると重症化しやすいので、周囲がサポートする必要があります。ポイントは舌も磨くことです。舌の表面にも多くの細菌がいます。しかし通常の歯ブラシでこすると粘膜を傷つけてしまうので、ヘラになった専用のクリーナーを用意します。また、朝起きたら歯磨きをする習慣を身につけます。朝は口の中に細菌が最も多い時間帯です。寝ている間に細菌が繁殖しているので、そのまま朝食を食べると細菌やタンパク質を分解する酵素を体内に取り込んでしまいます。インフルエンザウイルスの免疫力が下がるので、食事の前に口の中を清潔にします。